ひとみ
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ベトナム語の講師
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神田外国語大学ベトナム語学科に在籍中。大学3年時に半年間ベトナムのホーチミンに交換留学をしたあと、VVレッスンでベトナム語の講師を開始。0からベトナム語学習を始める方のサポートを行なっています。
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ベトナム留学

社会人からベトナム留学へ!ホーチミン人文社会大学で学んだ方に聞く“人生を変えた2年間”

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ひとみ
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こんにちは!VVレッスンでベトナム語講師をしている瞳です!

日本で大学を卒業後、1年間社会人として働き、その後ホーチミン人文社会大学に2年間留学したTさんにインタビューしました。

「なぜベトナムだったのか」「留学生活はどうだったのか」「帰国後のキャリアは?」
これから進路を考える人にとって大切なヒントが詰まっています!

ベトナムに興味を持ったきっかけ

写真から始まった異国への興味

Tさんがベトナムに興味を持ち始めたのは、大学生の頃。
お父様がベトナムに単身赴任しており、現地の風景や暮らしの写真を送ってくれたことが始まりでした。

そこには、観光地とはまた違う、
リアルな「暮らしのベトナム」が写っていたそうです。

同時に父の同僚からも、ベトナムでの生活についていろいろな話を聞き、
ベトナムという国に次第に強く惹かれていったと話してくれました。

“食文化”が好奇心に火をつけた

特にTさんの興味を強く惹いたのが「食」でした。

ベトナムには、地方ごとに違う料理があり、
その中には日本ではあまり馴染みのないものも多くあります。

  • みみずのハンバーグ
  • 発酵させた生肉の料理
  • 羽化しかけのアヒル卵(hột vịt lộn)
  • うさぎの血を固めた料理
  • カエル料理 などなど

「こんなに面白い食べ物がたくさんある国を、もっと知ってみたい!」と強く興味がわいたそうです。

ひとみ
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Tさんはいわゆる「ゲテモノ好き」な方で、いつも珍しい食べ物の話をしてくれます。

留学中にTさんと食事に行った際には、彼に勧められてカエルを食べてみることになりました。いい思い出です。

日本とベトナムの架け橋になりたい

さらに、Tさんは日本とベトナムの関係にも注目していました。

  • 日本企業の進出が増えている
  • 技能実習制度で多くのベトナム人が日本へ来ている
  • ベトナムは親日国であり、これからに期待できる

「これからの時代、両国をつなげる人材がもっと必要になるはず。」

そう考え、単なる興味ではなく、学ぶ価値のある選択としてベトナムを選んだのです。

これから日本とベトナムの交流がさらに盛んになっていくのが見えたみたいです!

社会人を辞めての留学は「迷わず進んだ」

コロナで断念した留学の再挑戦

大学時代、本当は海外留学をしたかったTさん。
しかし当時はコロナ禍で海外渡航が難しく、留学は諦めざるを得ませんでした。

その「行けなかった」という気持ちは、ずっと心の中に残り続けていたそうです。

だからこそ、社会人になっても留学への思いは消えませんでした。

タイミングが来たとき、迷いはなかった

留学のことを考えながら社会人生活を送っていたTさんは、
あえて「短期で退職できる職場」を選んで働いていました。

本来は3年働いてから留学するつもりが、
「今行きたい」という気持ちが強くなり、1年で決断。

「行きたいと思ったときが、自分にとっての留学のタイミングだった。」

やりたいことに真っ直ぐ進む、その選択に後悔はなかったと話します。

ひとみ
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決断力がすごいですよね!

ベトナムでの2年間は“想像以上だった”

のびのびと生きられる空気

ベトナムでの生活は、Tさんにとって心地よいものでした。

  • 細かいことにとらわれすぎない
  • 人との距離感がちょうどいい
  • 明るく、ポジティブな空気感
  • 素直なコミュニケーションを好むベトナム人
  • 日本よりも多様性を尊重する文化

「日本では“ちゃんとしなきゃ”と思うことが多かったけど、ベトナムでは自然体でいられた」と語ります。

Tさんは日本に帰国したばかりですが、また近いうちにベトナムに戻りたいみたいです。

自分を支えてくれる環境

言語学習においても、ベトナムの環境はとても優しかったそうです。

Tさんのベトナム語が不完全でも、
相手は「伝えようとする姿勢」を受け取ってくれた。

「間違えても誰も笑わない。むしろ『いいね!頑張れ!』って言ってくれる。」

この空気が、学びを後押ししてくれました。

間違いを恐れないでたくさん喋ることを大切にし、挑戦する自分を応援してくれる仲間がいた環境が成長できた理由だったと語っています。

そのように挑戦したTさんは、二年の学びを終え帰国するころには、目標であった「日常会話ができる実力と自信をつける」を叶えました!

自分から動いたから、世界が広がった

Tさんは、学内で日本語を勉強していた学生に積極的に声をかけ、交流の輪を広げました。

「自分から動くことが、留学生活を楽しくするコツ」
これはTさんが得た大きな学びです。

ひとみ
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外交的で行動力があり、尊敬します。

帰国後に直面したキャリアの現実

現在は日本に帰国したばかりで、就活をスタートしたTさん。
自信の望む進路はありつつも、実現が難しいこともあり少し悩んでいるそうです。

ベトナムで働くには“実務経験”が必要

帰国後、Tさんはベトナムに戻って働きたいと考えています。
しかし、そこで重要になるのが ビザの条件

・日本で3年以上の特定業務経験が必要
・中途採用で「すぐにベトナム勤務」は求人が少ない
・英語力を求められる企業が多い

「即ベトナム勤務」は実は簡単ではない。

だからこそ、計画的な留学が大事

Tさんは言います。

「社会人留学は最高。でも、帰国後のキャリアはしっかり考えておいた方がいい。」

留学そのものは価値がある。
ただし、その先のキャリアを“繋げる準備”は必要だということです。

もし社会人になってから留学するのであれば、三年間特定の業務に従事した経験があればなお良いのではないかと教えてくれました。

キャリアが中途半端なまま社会人をやめて留学した場合は、「どうしてそのタイミングだったのか」「何を目指していったのか」などを明確に言語化できるようにしておくと、帰国後の就活の時に役に立つそうです。

それでも留学してよかった理由

文化を理解できる人材は、いま必要とされている

日本とベトナムは、文化も価値観も違います。
日本とベトナムは経済的な結びつきが強いものの、両国の仕事環境はまだまだ異なることばかりです。
その違いを「知っている」人こそが、職場内のコミュニケーションを潤滑にできるのではないでしょうか。

「両国をつなげる架け橋になれることは、自分の強みになる。」

Tさんはそう語ります。

ひとみ
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これからのTさんのキャリアが楽しみですね。
また機会があればインタビューさせてもらいたいです

まとめ

Tさんの話からわかることは、留学は単なる語学習得ではなく、
生き方や価値観を変える経験だということ。

  • 行きたいと思ったときが、行くタイミング
  • 留学はキャリアとつながる
  • 自分から動くことで世界は広がる
  • 異文化理解は未来の強みになる
ひとみ
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ベトナムに興味がある人だけでなく、
新しい環境に一歩踏み出したい人にとっても、背中を押してくれる話だと感じました。

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