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ベトナム語の講師
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神田外国語大学ベトナム語学科に在籍中。大学3年時に半年間ベトナムのホーチミンに交換留学をしたあと、VVレッスンでベトナム語の講師を開始。0からベトナム語学習を始める方のサポートを行なっています。
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ベトナム語を学ぶメリットとは?3年半学んだ私が感じたこと

hitomi
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こんにちは!VVレッスン講師の瞳です!

ベトナム語を学ぶメリットってあるの?」
そう思う人は、きっと少なくないと思います。
正直に言えば、学び始めたころの私自身も、同じように感じていました。

でも、大学でベトナム語を4年間学び続けてきた今、はっきりと言えることがあります。
ベトナム語は、私にたくさんの出会いや思い出を与えてくれて、毎日の生活を明るく彩ってくれる存在になりました。

この記事では、そんな私の体験をもとに、ベトナム語を学ぶことのメリットや魅力を、率直な言葉でお伝えしていきます。

ベトナム語に少しでも興味がある方や、学ぼうか迷っている方にとって、なにか参考になれば嬉しいです。

私とベトナムの出会い

ベトナムとの出会いは、まったくの偶然でした。

高校生のころ、英語の勉強をしていた私が、ふとしたきっかけでベトナム人の方と知り合ったんです。
そのとき初めて見たベトナム語の文字や、初めて聴いたベトナムの音楽がとても新鮮で、なぜか心に強く残りました。

特に理由はなかったけれど、「もっと知りたい」と思ってしまったんです。

ベトナム語の文字を見るのが楽しくて、音楽を聴くと気持ちが落ち着く。
そんな不思議な感覚が、ずっと頭の片隅にありました。

それがきっかけで、大学ではベトナム語専攻を選びました。

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あのとき感じた「なんか好きかも」が、
今の自分につながっています。

今、なんとなくベトナムに興味があるあなた。もしかしたらそれは運命かもしれません!

ベトナム語を通じて得られたもの

ベトナム語を学んできたこの4年間、私ははっきりと実感しています。
ベトナム語学習は、確実に私の毎日をキラキラ輝かせてくれました。
日々が面白くなって、見える世界が少しずつ広がっていったんです。

ここでは、そんな私がベトナム語を通して得られた大切なものをいくつかご紹介します。

ベトナム旅行や生活が圧倒的に楽しくなる

ベトナム語が少しでも話せるようになると、旅行や生活の楽しさがまるで別物になります。
観光地をめぐるだけの旅行ではなく、「ベトナムにいる時間そのもの」がぐっと深くて濃い体験になるんです。

「ベトナムの魅力は“人”にある」とよく言われますが、その通りだと思います。

温かくて、ユーモアがあって、優しい人たちとの交流は、何にも代えがたい思い出になります。

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少しでもベトナム語を話すことで、「えっ、話せるの?」と驚かれたり、よりフレンドリーに接してもらえることも増えて、行動範囲も自然と広がっていきました。

ベトナム人との心の距離が近くなる

ベトナム語は世界的に見てもまだまだ学んでいる人が少ない言語。
だからこそ、話せるだけで人からとても喜ばれます。

「え、ベトナム語話せるの!?」
このリアクションを何度ももらいましたが、そのたびに笑顔が返ってきて、こちらまで嬉しくなる瞬間ばかりでした。

言葉を学ぶということは、その人の文化や背景、そして存在そのものを尊重すること。

そういう姿勢は自然と伝わるので、現地でもあたたかい縁に恵まれていくはずです。

言語学習は「新しい世界」に行くこと

ベトナム語を学んでいて、改めて思うのは、言語を学ぶことは新しい世界へ旅することだということです。

最近はAI翻訳も進化していて、便利な時代になりました。

でもやっぱり
「自分の言葉で話せる」という体験には代えがたい価値があります。

ベトナム語を通じて見えてきた世界は、想像していた以上に素晴らしかったです。
言語を通して出会えた人や文化、そのすべてが、私にとって宝物です。

学び始める前に思っていたこと・今の自分

最初は「就職に役立つかな」と思っていた

私は大学で4年間、ベトナム語を学んできました。
もともと「なんだか惹かれるな」と感じて選んだベトナム語専攻。
ですが、学び続けるうちにふと不安になることもありました

「本当にこのままベトナム語でいいのかな?」
「もっと将来に直結する道を探した方がいいかも」

そんな気持ちから、いったんベトナム語の勉強から少し離れて、いろんなアルバイトやボランティアを経験してみたこともあります。
悩みながら、自分の道を少しずつ探していた時期でした。

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学んだ道のりそのものに価値があった

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そんな中、大学3年生のときにベトナムへの留学を経験しました。
その体験が、私の考え方を大きく変えてくれたのです。

「ベトナム語が役に立つかどうか」ではなく、
ベトナム語を通して人とつながれること自体が、何より価値のあることだと気づきました。

私のベトナム語は完璧ではありません。
でも、それでも少し話せるだけで、現地の人たちは笑顔で話しかけてくれて、こちらに興味を持ってくれる。

そんな温かさに触れて、「この言語を学んできてよかった」と心から思えたのです。

「就職に役立つから」とか「珍しいから」という理由以上に、
ベトナム語を通して人とつながれたこと、それこそが私にとって一番のメリットでした。

ベトナム語は仕事でこんな風に使える!

可能性無限大のベトナム語


私の知人に、ベトナム人に日本語を教える仕事をしている方がいます。
その人は「ベトナム語ができるからこそ、いろんな人との縁がつながっていく」と話していました。

やっぱり、ベトナム語が少しでも話せると、すぐに距離が縮まって、ベトナム人と仲良くなれるんだそうです。
そうやって人とつながり、ベトナムという国との関係もどんどん深まっていく。
それだけでもう、すごく素敵なことだと思いませんか?

日本国内でベトナム語を仕事にできる

学びを続けていけば、ベトナム語は将来的に“仕事になる言語”でもあるのです。

例えば近年は技能実習生として日本に来るベトナム人もとても多く、
日本国内でもベトナム語を活かす場面が増えています。

令和6年6月末時点で在日ベトナム人は約60万人にのぼり、中国の次に多い国籍です。
このうち技能実習・特定技能で滞在しているベトナム人は33万人に及びます。
参考:令和6年6月末現在における在留外国人数について | 出入国在留管理庁

彼らの生活を支える通訳・相談支援・教育スタッフが不足しているので、
日本語教育の知識やベトナム語スキルを持つ人材は重宝されています。

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また警察でもベトナム語通訳のできる人材が足りていないというのも
よく聞きますね!

日本企業はベトナムに多数進出している

以下の資料で確認できる通り、2023年時点でベトナム国内におけるアクティブ企業数は約108万社あり、日本企業の数は韓国に次いで2位にあります。

ですので、日本とベトナムの懸け橋になるような人は需要が高いと言えるでしょう。

将来の需要は不透明だが・・・

これまで、現在のベトナム語の需要が非常に高いことをお伝えしてきました。
しかし、今後もその需要が続くかどうかは、正直なところまだ分かりません。

というのも、今後ベトナム国内で賃金の上昇が見込まれており、
日本企業のベトナム進出が減ったり、ベトナムから日本に働きに来る人が減ったりする可能性もあるからです。

それでも私は、これまでベトナムという国に深く関わってきた中で、自然とこの国が好きになりました。

ベトナム語を通して広がった世界は本当に楽しくて、かけがえのない経験だったと思っています。
だからこそ、これからもベトナム語の勉強を続けていきたいと思っています。

さいごに

ベトナム語を学び始めたきっかけは本当にささいなものでしたが、
そこからたくさんの出会いが生まれ、自分の世界が少しずつ広がっていきました。

「なんとなく気になる」「ちょっと興味がある」
そんな気持ちを大切にしてみると、意外な縁がつながっていくのかもしれません。

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そんな経験が「ベトナム語を勉強していてよかった」
と思えた理由でした!

学習を続けた先にどんな未来があるのか楽しみに継続してみる
それこそが言語学習の醍醐味だと思います。

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